しなのがわジューシーファームは、日本一甘くてジューシーな梨を目指し、通販でお届けしている新潟県の農家です。信濃川の水と大地の恵みをたっぷり受けて育った、新潟県特産の幻の洋梨ル・レクチェを含む6種類の梨をご家庭用・ご贈答にもいかがでしょうか。 「大切なあの人にも食べてほしい感動の梨」をお届けします。

090-4372-6789

電話受付時間 10:00~18:00
(日中農作業に出ていて折り返すことがございます)
販売期間(8月~12月)以外は下記お問合せフォームからお願いいたします

農園の物語

 

こんにちは、しなのがわジューシーファームの関谷です。

しなのがわジューシーファームは、新潟県三条(さんじょう)市にある小さな農園です。

他の大規模な農家さんより収穫量は少ないですが、たくさんまごころを込めて

美味しい梨を作りお客様に寄り添った梨作りを目指しております。

お客様とのご縁は人生の宝物であり、ずっと大切にしていきたいと日ごろから感じております。

仕事や子育て、家事や介護等に追われて日常が慌ただしく過ぎていく方が

多いかと思われます。そのような生活の中で、忘れがちな季節の移り変わりを

旬の果物で感じていただき、大切な人と幸せな時間を過ごしてほしい、

あなたの大切な方を喜ばせたい、

そして、あなた自身の自身の時間を大切に過ごしてほしい、

そんな思いで梨をつくり、お届けしております。

 

 

♦しなのがわジューシーファームができるまで

 

🍐わたしについて

🍐働くということ

🍐我が家

🍐おじいちゃんと梨の木

🍐高齢化

🍐考えたこと

🍐リスクのある現実

🍐退職

🍐私の長所

🍐決意

 

♦しなのがわジューシーファームができるまで

わたしについて

私がなぜ梨農家になろうと思ったのか、少しお話させてください。

私は新潟県南蒲原郡田上町に産まれ、幼少期を健やかに過ごしました。大好きだった祖母は保母をしており、現役時代の話を聞くうちに憧れが大きくなり、幼少期から将来は保育士になりたいと強く思い描くようになっていきました。ほかにもいろいろ憧れる職業はありましたが、成長してもやっぱり「保育士になりたい」と夢が一途に変わらなかったことは我ながら強い思い入れがあったのだろうなという気がします。県内の短大に進学、保育士資格と幼稚園教諭の免許を取得し、卒業後新潟県三条市の私立保育園に4年間勤務しました。

働くということ

三条市の果樹畑が広がる自然豊かな地区に嫁ぎ、結婚と出産のため退職しました。季節によって移りかわる、おいしくて新鮮な果物に囲まれて、楽しい子育て生活を送りました。子ども達が保育園に通うタイミングで再就職を決意し、隣町の公立保育士採用試験に合格、以降約9年間に渡り公務員の正職員保育士としてフルタイムで働いてきました。

我が子の子育てと両立しながらの仕事は大変でしたが、やりがいもありとても充実したものでした。しかし、日々の疲労から体力的にも精神的にも疲れてしまい体調を崩してしまうことが時々ありました。また、自身の仕事を優先するあまり、我が子たちの成長にともなって訪れる大事なイベントや行事に参加できなかった時は、子どもたちに「ごめんね。」という思いと「いったい何のために働いているんだろう。」という思いが入り交じり、自分を責めてしまうこともありました。それでも、この仕事に対するやりがいや、家族のために頑張ろうという気持ちを信じて、自分を奮い立たせながら毎日働いてきました。思い返すと、この頃から『働くということ』について考え始めていたのかもしれません。

我が家

少しだけ我が家の紹介をします。夫と息子、娘と義両親の6人家族で暮らしています。私が嫁いだところは三条市の中でも果樹栽培が盛んな地区です。隣に住む伯父は、40年以上に渡り日本梨や洋梨ブドウを生産している専業農家です。夫は幼いころから伯父が育てた美味しい果物を食べて育ったそうで、お嫁に来た私や2人の子ども達も今では伯父の果物の大ファンです。

嫁いで驚いたことは、季節になると当たり前のように食卓には梨やブドウ、桃などの果物があることです。夫や義両親にとってはそれが当たり前の様子でしたが、私からしたらなんて贅沢で幸せなことなんだろうと思いました。だって美味しい果物を好きな時に好きなだけ食べることができるのですから。果物が大好きな私にとってみたらこんなに幸せなことはありません。一口食べるとあまりの美味しさで自然と笑顔になり、毎日の私の楽しみになっていったのでした。

さらに驚くことは、毎日食べても変わらずに「今日も美味しい」と感じられることです。不思議なことに飽きがまったくこないのです。この感覚は現在も続いています。

おじいちゃんと梨の木

今まで特に何の意識もせず伯父の果物を食べてきましたが、『農業』という仕事について考えさせられる出来事がありました。私が住む新潟県三条市は、冬がとても寒く雪がたくさん降ります。数年前、我が家は古くて手狭な家を改築し、リビングには薪ストーブを設置しました。冬になると薪ストーブは大活躍し、家中を優しく静かに暖めてくれます。薪ストーブが我が家にきてからは、私は寒くて苦手だった冬が少しだけ好きになりました。


ある日、夫が近所の農家に梨の木を倒すようお願いされました。梨の木は薪ストーブの良質な燃料になるため、夫は快諾し私もお手伝いをするため二人で畑に出向きました。そこには畑の持ち主である高齢のおじいちゃんがいました。「畑の梨の木を倒し始めたが、木が太くて多すぎるので自分の体力では限界」とのこと。確かに、直径50センチ以上もある梨の木は30本ほどあり、高齢のおじいちゃんが一人で倒すのは難しいと感じました。すぐに作業に取り掛かった夫はチェーンソーを使い次々と梨の木を切って倒していきます。その様子を見ていると、「長年、おじいちゃんはこの畑で生計を立てていただろうにどうして切ってしまんだろう。」、「大切にしていた梨の木が切られていくのを見て何を思うんだろう。」と複雑な気持ちになりました。

高齢化

作業が終わった後、私はおじいちゃんにこの畑の木を倒す理由を訊ねました。自身が高齢になり引退を考えていること、後継者がいないこと、梨の木を管理せず放っておくと病気が発生し周りの農家の迷惑になることなど、様々な理由がありましたが、私はそれを聞いているうちに悲しい気持ちになりました。そして、周りの農家も同じ条件であり、あと10年も経たないうちに周辺の梨畑は1/3以下に減ってしまうことを聞かされ驚きました。当たり前のようにあると思っていた梨畑がなくなってしまい、この先子どもたちに大好きな梨を食べさせられなくなると思うと悲しくなりました。何より、梨の産地として発展してきたこの地域が衰退していくことに危機感を覚えました。思わず、おじいちゃんに梨の生産は自分にもできるものかと訊ねると、農業は屋外の仕事で重労働だし天候に左右されリスクが高い、何より稼げないし勧められないと言われてしまいました。

考えたこと

その日からしばらく、私は複雑な気持ちを抱えたまま生活していましたが、モヤモヤした気持ちに我慢が出来なくなり、ついに隣に住む伯父に相談に行きました。その日あった出来事やおじいちゃんとの会話、自分の今の気持ち、『梨の生産に関わりたい』ことを伝えると、「そんなに言うなら俺が教えるからやってみろ。」と言ってくれました。伯父の手伝いをしているうちに、農業という仕事にやりがいと魅力を感じ始めました。青空のもと太陽の光を浴び心地よい風を感じながらの作業は私の心を癒してくれました。

リスクのある現実

もちろん良いことばかりではなく、雨の日も夏の暑い日も雪がちらつく寒い日も畑での作業は続きます。自分の気持ちを奮い立たせて畑に出向く日もありました。また、2023年は日本梨の「新高」という人気品種は異常な猛暑で劣化してしまい9割方出荷ができず、畑には地面に落とされた梨が一面埋め尽くされました。

梨通販 新高梨 猛暑のため9割廃棄 梨の王様新高梨

その光景はこれから忘れることはないですし、天候によるリスクというものを思い知らされました。

しかし、一日の仕事の成果が目に見えて実感でき毎日達成感を味わえること、がんばったり努力したりした分だけその成果がダイレクトに自分に返ってくること、大事に手をかけた果物が日々成長していくこと、育てた果物を食べたお客様が「おいしい」といってくれることの喜びなど、関われば関わるほど農業に対する興味や思いが湧いてきて、次第に私の中で「自分で梨を育ててみたい!」そんな強い思いに変わっていきました。

退職

保育士の仕事は、かわいい子どもたちや温かい先生方など、周りの人に恵まれて幸せでした。保育士を続けていれば、今後もたくさんのすばらしい出会いがあるのだろうと思います。それに経済的なリスクも少なく安定した生活を送れることでしょう。でも、私の人生は一度きり、やりたいことをやらずに後悔はしたくないのです。公務員という世間一般でいう安定した仕事を辞めることは少なからず悩みました。しかし、悩んで悩んだ結果を夫に相談すると、「ママの人生は一度きり、好きなことをやってほしい。」と笑顔で言ってくれた言葉が私を後押ししてくれました。退職を決意してからの期間は決して悔いの残らないよう、一つ一つのことを丁寧に全力で取り組みました。最後の年は年長児の担任として、私にとって最後の卒園児となる子どもたちを送り出し、保育士としての仕事はやりきることができた。後悔はない、そう実感しています。

私の長所

私の長所は、運がいいことです。と自分で思っていることです(笑)

実際は、かなりの心配性でささいなことを気にしてどうしようもなくなるタイプでした。

ある時、たまたま読んでいた本に書いてあったんですよね!

運が良いと思って過ごすと、本当に運がよくなると

最初は信じられませんでしたが、試しにやってみることにしました。

そうすると、不思議なもので運が良いと思って生活していると

本当に運がよくなるんですよ(笑)といいますか、小さな幸せに気付けるようになりました。

今日も日常の中の、小さな良いことを探しながら生きています。

「天気がよくて最高!」些細なことでも幸せを感じれるように暮らしています。

ですから、私の長所は誰が何と言おうとも

「運が良い」と自分で思っていることなのです!

決意

梨農家になりました!梨農家になったからには、気を抜かず手を抜かず美味しい梨作りのために励みたいです!

梨を育てて40年大ベテランの師匠直伝、おいしい梨作りに必要なノウハウを身につけ自信をもって美味しい梨をお届けいたします。

お客様一人一人の生活は毎日変化があると思います。楽しいことや嬉しいこともあるでしょう、できることなら良いことが続いてほしいですが、もしかしたら心配なことがあったり、日々の慌ただしさからイライラした気持ちで過ごしたりすることもあるかもしれません。

日々いろいろなことがありますが、しなのがわジューシーファームの梨を食べている時は、少しでも心がほっと穏やかに幸せな気持ちで過ごすことができますようにという思いをこめて梨をお届けしたいと思います。

これから多くのお客様とご縁が繋がり、大切にお付き合いをしていけるように、私は誰にも負けない努力をします。

  

しなのがわジューシーファーム

関谷 紗彩

 

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